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August 20, 2006

日本航空安全啓発センター

Safetypromotioncenter_1日本航空安全啓発センター。御巣鷹山に墜落した123便の残存部品が展示してあり、墜落の原因、その後の対策などを解説していただく。解説頂いた初老の男性は(おそらく)エンジニア。見学は極めて有意義だった。以下、整理のつかない所感を列挙。


山崎豊子『沈まぬ太陽』で読み、想像していた機体、現場、人々が実際に目の前に現れた。特に棺が並んだ藤岡市民体育館の映像は、作品中の検死現場を思い出し、胸が痛む。


圧力隔壁は想像していたよりもずっと弱々しい、薄い鉄板だった。あのリベットで機密性を保っているというのが驚きだった。


墜落までの飛行ルートは、大月上空や西多摩上空を通過しており、もし多摩や都心に墜落していたら、と想像してしまう。山中墜落は不幸中の幸いだったのではないか。


747の制御は油圧だった。電気系統はなかったのか。最新鋭機の制御はどうなってるのか。


日本航空による説明ではあるが、説明を聞くうちに日本航空の非は少ないのではないか、という気になってきた。もちろん、しりもち事故を起こし、修理をボーイングに発注したのは日本航空自身であるが。


日本航空の事後対策説明で、よく覚えてないけど、「技術総本部や機付整備士制度を設置しました。これらの機能は現在では○○に引き継がれています。」とかいう説明があった。それぞれの組織や制度には当初意図されていた趣旨があるわけであって、これは忘れられないようにきちんと文書化して継承しなければ。そうした点から様々な仕組みはわかり易くシンプルな方がいいのだが、いかんせん複雑な仕組みを作った方が作る側にしてみると気持ちがいい。法律然り、会計基準然り、エクセルのマクロや関数然り。
シンプルでわかり易い仕組み作りに努めねば。


7年前、現場実習中に事業部長が現場にやってきて、品質に関するご講話を頂いたのを思い出した。確か安全上の問題があった直後。「街なかの空中を走ってるモノレールから部品が落ちたらどうする? もっとしっかりやってほしい」とのご趣旨。
ヘルメットかぶって真っ黒に汚れた大卒実習生としては「けっ、お前は現場のことがどれだけわかってるんだ?」との感想。と同時に「我々の製品は他人の人生を無茶苦茶にしかねないんだな」という危機感。
現場の問題を誠意を持って理解しなければ。このところ、忘れがち。
自分達の仕事が他人の人生を無茶苦茶にしかねないことを常に心に留めねば。

見学は極めて有意義だった。工場並みの安全教育を学校や一般の職場でもすべきだ。

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